便秘と薬膳
Azu先生よりご要望があったので便秘のお話をしたいと思います。
中医学では便秘の原因も色々考えられており、
例えば熱性便秘など熱で津液(身体の中の水分)が無くなり、乾燥して便秘になってしまう場合。
または気滞便秘のように気の流れが悪くなり、腸の動きが鈍って便秘になる。
などなど…いくつもの原因が考えられています。
そしてどのような便秘なのかによって、
使う食材も変わってくるんですね。
また体力のある人は攻下薬といって勢いよく便をだすものを、
体力のないお年寄りの方には潤下薬といって腸を潤してつるりとだすものを選択します。
攻下薬は西洋のお医者さんでもファーストチョイスなくらいよく出るセンナを中薬でも使います。あとはお馴染みのアロエです。
潤下薬は胡桃や胡麻など油の含まれたもので腸を潤して便を出します。
私は、なんだか便秘かな?
と思った時に必ず作るレシピがあります。
大根とこんにゃくをサイコロに切り、
甘辛く炒め、最後に炒った胡桃をあえて食べています🤗✨
血虚の便秘で、血液循環が悪くなり腸が乾燥して便秘になってしまった時には、
ほうれん草の胡麻和えに炒った松の実をあえたり日常の食事に取り入れています。
そして腸の水分が不足して起こる便秘には白菜や水菜、パイナップルなども効果的です。
特に白菜などスープにできるものは、水分も
一緒に取り入れられるレシピにするとさらに効果があがります。
是非試してみてくださいね✨
国際薬膳師 岩渕 加奈子